鹿児島旅の続き、最終日の午後編です!
再び鹿児島市内を回ります。
バックナンバー
①桜島編
②枕崎・指宿編
かなり日が空いてしまいましたが、今回が最終回です😂
日本の産業に革新を与えた地・鹿児島
鹿児島には仙巌園という世界遺産があります。
仙巌園へはシティビューという観光地を巡るバスが30分に1本出ていて、それで移動しました。
道中、西郷隆盛像や彼が自決した城山なども通るのですが…
城山(しろやま)ってなんか聞いたことあるような…と思ったらなんと!
卒論で扱ったシロヤマゼンマイの原生地でした!
私自身は院進もしていないし大したことはできていないのですが、教授と前後の学生によって研究が形になったみたいです。
ざっくり言うとゼンマイとシロヤマゼンマイの雑種形成について。卒論を書く際に宮崎へ調査をしに行ったことはあったのですが、ここが原生地だったのを初めて知りました。笑
各所の前を巡って仙巌園に着きました。
仙巌園とは?
薩摩藩の島津氏が自らの邸宅内で反射炉などを造り、江戸時代末期の産業革新にも一役買った場所。
反射炉跡などがあるほか、邸宅や庭園も残されていて、見応え十分です。
まずは反射炉跡を見て…
園内にはこの地の伝統工芸品である薩摩焼や薩摩切子などを扱うお店やレストランもあります。
お店だから撮影しなかったけど薩摩切子が美しかったので行かれる方はぜひ見てほしいです!
簡単に手を出せる金額ではなかった…😇
いよいよ邸宅へ。
当時、景観を求めて作ったこの家からは、今でも海越しの桜島がよく見える。
2日前に桜島に感動したところですが、改めて鹿児島の人たちを魅了してきた桜島に感嘆していました。
でも当時は陸続きになる噴火の前なので、全く同じ姿ではないんだろうな。そう思うと不思議な気持ち。
もう寒桜や梅が咲き始めていて、春を感じました。
島津氏が朝鮮出兵の際に猫を連れて行ったことから猫を大切にしていたそうで、猫神社なるものも。
実は猫の日には神事も執り行われていたそうです。
(2日前、桜島から戻る船内でニュースが流れていました笑)
桜島に感動し、説明書きを読み…気づけば3時間ぐらいいたみたいです。
実は朝ごはんでお腹いっぱいだったのもありお昼ごはんをスキップしていた私たち。
3時のおやつに名物の団子・じゃんぼ餅をいただきます。
3本がデフォルト。
重くないか?と思ったけど、ひとつずつなのであっという間に完食しました。
開業3週間前の仙巌園駅はまだ工事中。
開業のニュースを見たので無事に完了したはず…。
仙巌園エリアには紡績工場だった建物やおしゃれなスタバなど、まだまだ見どころはあるのですが、次があるので泣く泣く引き返します。
昼ごはんスキップしたのに時間が足りないってどういうこと…?笑
バスで降りた場所は、山形屋という百貨店の目の前。
きっと立派な建物なんだろうなあと地図で見た時から思っていましたが、本当に立派でした。
降り立ったのはたまたまなのですが、これは見れてよかった。
他にも立派な建物がいろいろありました。
これだけで観光地化していいぐらい立派じゃないですか…?
西郷隆盛像の前を通過してまだ歩きます。
目指していたのは城跡にある、鹿児島県歴史・美術センター黎明館。
閉館まで1時間半。時間の許す限り鹿児島を学びます。
…が、展示は旧石器時代から遡り、そして鹿児島は特に江戸時代〜明治維新の歴史が厚いので本当に終わらなくて😂
概要は読めても資料の説明までは読めないという、超駆け足学習となりました。
大半が撮影禁止だったのですが、撮影可能だった過去の天文館エリアの復元模型を。
鹿児島は、桜島の火山活動に左右されることも多く(稲作が向いていないのもそうですね)、火山活動にも負けず外国との玄関口であることを強みに外貨を稼いだり産業革新をしたり。でもそうすると他所から攻められてしまうことも…。
七転八倒というか、決して諦めないから何度も持ち堪えてきた歴史があるんだなということを改めて学びました。
ちなみに竹林の面積も日本一らしい。
歴史を追って学ぶのが1階、歴史以外にも民俗学や農業などの面から学ぶのが2階、そして特別展の3階…と本当に盛りだくさんで。
半日ほしかったなあ。1時間半じゃ足りなかった。
鹿児島県歴史・美術センター黎明館
鹿児島といえばしろくまですよね…?
私の諦めが悪すぎたので、ラストオーダー直前に滑り込みに行きました。
フルーツがたくさん乗ったかき氷であることは知っていましたが、しろくまと呼ばれた由来はフルーツを乗せた姿を上から見たら白熊に見えたから…ということらしいのです。私は初めて知りました。
基本1オーダー制とはいえ、小さめのサイズを選ぶことも、レギュラーサイズを2人でシェアすることもできたのですが、意気揚々とレギュラーサイズを1人で食べることを選択。
後から着席した周りのお客さんに引かれていたのは気のせいではないでしょう。
友人は小さめサイズを食べていました。
鹿児島とはいえ2月下旬の寒波到来時はさすがに寒くて、この後の居酒屋では熱燗を頼んでしまったことは言うまでもありません。
(そもそも熱燗とか普段頼まない人)
天文館むじゃき
夜は2日前の反省を生かして事前に予約した居酒屋で。さつま揚げがめちゃくちゃおいしかったなあ。
ということでお店だけ紹介しておきます。
薩摩だれやめ処 まえわり屋
ちなみに3連休最終日の夜の天文館は、初日に比べるとかなり落ち着いていました。
食後、フランシスコザビエルの記念碑を探し求めてお散歩。
暗くてよく見えなかったけど()、レタッチの力でなんとか見えるようになったかな。
居酒屋で近くのジャンカラの割引券をいただいていたので、最後に1時間歌って解散しました。
もともと嵐ファン仲間で、卒業後も関西にいた時は定期的にカラオケに行っていた間柄なのです。
次の日は6時半のバスで鹿児島空港へ。10時ごろ羽田空港に着いて11時半から仕事をしていました。
残業が多い分、午前休にはわりと寛容な職場ではあるのですが…エクストリーム出勤がすぎた。笑
実はこの友人に限らず、あまり友人と旅行したことがなくて。(サークルで超多忙な学生時代→コロナ禍→東京へ引越し、だとまあそうなるか。)
camellの旅や両親との旅行ともまた違う2人旅、想像していたよりも遥かに楽しかった…!
それはこのカツカツの行程について来てくれた友人のおかげでもあるし、この密な行程でも足りない!と思わせてくれた鹿児島の魅力のおかげでもある。
鹿児島のほんの一部のエリアにしか行けていないですが、霧島も島のエリアも志布志の方も、いつか行ってみたいなあ。
そして来年には稚内!にいけるように貯金と妄想を頑張ろうと思います。