東京にいる間に行っておきたかった佐渡島。
伊豆大島への旅を経て島旅力が少し上がった気がするこのタイミングで行ってみることにしました。
職場の愉快な仲間たち(?)を声をかけたところ、4月に来たメンバーも合わせて10人の大所帯に。
6月末で帰任する私にとっては今年度のメンバーで行く最初で最後の旅行でもあり、すごくいい思い出になりました。
愉快なお兄さんたちとの過去の旅
・北関東編
https://camell.town/blogs/8a0bc1c0d7bc
・岩手編
https://camell.town/blogs/e03e7c287019
佐渡島まで
佐渡島へのアクセス手段は船。
昼頃の便に間に合うように新潟港で集合します。
佐渡島に空港はあるのですが、定期便は就航していないそう。
新潟駅からアクセスできる新潟港と、上越妙高駅からアクセスできる直江津港からの2つの航路があります。
東京からだと断然新潟港かな。新潟港からの便の方が運行率も高いらしいです。
2時間ほど余裕を持って新潟駅に到着し、バスターミナルにある立ち食いそば屋「名物 万代そば」へ。
そば屋なのにほとんどの人がカレーを注文します。
ここのカレーは、「バスセンターのカレー」としてテレビ番組にも取り上げられる新潟のソウルフードなんです!
新幹線で朝ごはんを食べたのでミニカレーにしたのですが、ミニのわりには結構多かった。笑
黄色い見た目から甘口を想像していたのですが、思いの外スパイシー。お水をたくさん飲みました。
一緒に行ったメンバーにも紹介していたので、半分ぐらいが集合前に食べに行ったんだそうです。
スパイシーなカレーが好きな方はぜひ。
万代そば
すぐそこにある万代橋を眺めて、
先ほどのバスターミナルから港へ向かうバスに乗り込み、佐渡汽船乗り場へ。
ところどころ昔の案内板が残っていて楽しく撮影していました。
佐渡汽船では、時速約70kmで航行するジェットフォイルとカーフェリーの2種類が運行しています。
行きはジェットフォイルで1時間7分の船旅です。
ジェットフォイルは指定席。シートベルトもつけるし動くことはできないので、うとうとしてはたまに景色を撮る…を繰り返していました。曇りの日だったけど少し晴れ間が見えたのもうれしかったな。
いよいよ佐渡島に上陸!
霧が濃くてとにかく白かった。笑
レンタカーを借りてさっそく1時間移動します。
佐渡島1日目
佐渡島は沖縄本島に続いて日本で2番目に大きい島。
車で走っていると島にいることを忘れるぐらい、見慣れたチェーン店もたくさんあります。
でも、海沿いに出るとそこは絶景。
田んぼも多くてリフレクションも最高でした✨
最初の目的地は佐渡島の南の方にある宿根木というエリア。ここで「たらい舟」を体験します!
たらい舟はこの地域で魚介類や海藻を採るために使われていたもの。一部の地域では嫁入り道具でもあったんだとか!
(行った直後にクイズ番組に出てきてびっくりしました)
乗り場には3人乗りの舟が3艘、我々は10人の団体…
気力で1艘に4人乗せてくれたのでみんなで一斉に回れました。無理言ってほんとにすみません…
男性4人が乗るたらい船はみっちみちでしたが、自撮りしてる画がなんだかかわいかったのです。
このあたりは海底火山が隆起して地上に出てきたらしく、船頭さんが地形も解説してくれました。
途中で水中を覗くとワカメやナガモといった海藻が見えました。もう少し水が透き通っていればウニも見えるそうです。
宿根木 はんぎり
25分2000円のコースでたっぷり楽しみました。
車で5分ぐらいのところには昔の街並みが残る、camellのみんななら好きそうなスポットもあるみたいです。が、今回はスルーしました(笑)
そのほか気になってたcamellの人なら好きそうなスポットたち
・背合バス停
https://niigata-kankou.or.jp/location/site/44214
・あめやの桟橋
https://niigata-kankou.or.jp/location/site/44211
・二ツ亀
https://ameblo.jp/ukifukase555outdoor/entry-12821429948.html
泊まったのは金山もほど近い相川エリア。
部屋はオーシャンビューで最高でした✨
ホテル万長
海辺まで徒歩1分。
夕食までの時間にお兄さんたちはキャッチボールをしに行ったので、1人で海を撮影していました。笑
夕食後は「佐渡おけさ」の披露と、近くにある北沢浮遊選鉱場跡まで送迎してくれるというサービスが。
北沢浮遊選鉱場跡は金山で採れた鉱物から不純物を除くための施設だったのですが、今は蔦が鮮やかな廃墟でラピュタの世界に似ていると有名なんです。
車だと10分弱で着く距離ですが、夜にここまで来るのは大変なので(飲酒したから運転できないし)ありがたいサービスです。
この後、みんなで深夜までカードゲームやSwitchをして夜更かししました。
2日目
お昼の船まであまり時間が残っていない2日目。
朝5時に起きて、お兄さんたちはキャッチボールへ。私は散策へ。
金山の近くなので、金を採掘していた頃の遺構や昔の街並みが残っています。
およそ2km圏内を朝から頑張って歩きました。
最初の階段は面食らったけど、街並みの先に海が見える光景に出会えて上った甲斐がありました。
歩いているとNIPPONA HOTELを発見。
このNIPPONIAはTIMEで「The World’s Greatest Places 2025」に選ばれたのだそう!街を楽しめる宿泊体験、気になるなあ。
当時の相川には奉行所や拘置支所もありました。
今も見学可能な施設なのですが(奉行所は復元したもの)朝早すぎて入館はできず。とはいえ外観も立派でした。
その先には佐渡金山ならではの山が割れている光景が!道遊の割戸という、手作業で金山を掘り進めた跡なのです。
このあと行く金山の見学ルートからも見られるのですが、晴れたのがこの時間だけだったこともあり、光が差す割戸が見られて感動したのでした。
昨晩見た北沢浮遊選鉱場跡や、大間港の跡地も青空とともに見ることができました。
この日は佐渡島を自転車で1周するイベントが開催されていて、朝6時からたくさんの自転車が。
沿道で声援を送る地元の方もいらっしゃって、温かい街だということが伝わってきました。
散策後は朝ご飯を食べてみんなで佐渡金山へ。
佐渡金山ではふたつの坑道跡を見学できます。
ひとつめでは人形で採掘の様子を再現。
首が180度回転する人形もいるなど怖いポイントもあったのですが()、狭いところで採掘していたことがリアルに伝わる展示でもありました。
もうひとつの坑道は、朝に見た道遊の割戸の真下に繋がっています。
手彫りで掘り進めた山頂部、技術が発達してダイナマイトで爆破した中間部、坑道の先にある下部。
金山はすごく硬くて手掘りだと1日に10cmしか掘り進められなかったそうなので、その時代ごとの最大の効率を求めて掘り進めた結果なんですね。
最後に外からも見ることができました。
出口にある資料館では金塊を触ることもできました。
さらっと見ても1時間強はかかったかな。
まだ10時前ですがお昼ごはんを求めて出発します。
佐渡金山
お昼ごはんは佐渡が本店の回転寿司・弁慶。
かなりの人気店で東京にも店舗を出しているんです!
開店後に並ぶと船に間に合わないので、開店20分前に到着して先頭で並びました(ガチ勢)。
あ、私が並びながら写真整理をしている間、お兄さんたちは隣のゲーセンで遊んでいました。20分でたくさん戦利品をゲットしたらしい…笑
多くのネタが佐渡産。みんなでシェアしたのでいろんなネタを楽しむことができました。1人2000円強ぐらいだったかな。
佐渡寿司弁慶
佐渡島での行程は終了!
レンタカーを返して船を待ちます。
私は乗り場の建物にあるカフェに立ち寄りました。
トキのクッキーがかわいかったな。
マサニコーヒー
帰りはカーフェリーです。所要時間は2時間半。
2等だとじゅうたんかフリースペースのテーブル席の2択になります。10人もいて静かにできるわけがない(笑)のでテーブル席へ。
金山で買った小判風トランプで大富豪をするチームと
デッキでウミネコに餌をやるチームと。
(もちろん私はこっち)
そのうちの1人がウミネコに餌をやってる動画を撮ってくれていたのですが、この歳でも青春ぽいことできるんだなあと動画を見てしみじみしてしまいました。
新潟駅で一旦解散!まだ余力と時間のある人たちと居酒屋で新潟名物(鶏の半身揚げとか)を食べつつ、〆に新潟五大ラーメンである「新潟あっさり醤油」を食べて帰京しました。
三吉屋 駅南けやき通り店
佐渡島への移動に時間がかかって24時間の滞在だったけど、総じて楽しい2日間になりました。
そして佐渡島は見どころ&フォトスポットがたくさんあることが分かったので、いつかcamellでも行きたい…!