12月の北関東旅行に続く、職場の人たちとの旅行第2弾。
今回は岩手出身のメンバープレゼンツ(あと私が行きたいところも足した笑)の岩手ツアーです☃️
今回設定してもらっていたテーマは、
盛岡三大麺を食べる!
わんこそば、じゃじゃ麺、盛岡冷麺を2日間で制覇してしまおう!という壮大な(?)計画。
果たして、私以外男性の食い倒れ旅に私の胃袋はついていけるのか…?
朝のひとり散歩
私はひと足先に夜行バスで盛岡駅に上陸。
メジャーな観光地は合流後の行程に組み込んでもらえる…ということで、私以外に刺さらなさそうな場所を周ります。
盛岡駅からひと駅乗って仙北町駅へ。
降り立ったのがちょうど日の出時刻ごろで。橋からの景色が清々しかったのです。
鉈屋町という古い街並みを保存している通りを経由しました。雪と古い街並みって撮るの楽しいんだよなあ。
2kmほど歩いて神子田朝市に到着。
年間300回以上開催していてその数は日本最多とも。
青果や魚介類などを扱っているお店もありますが、食べ歩きができるお店も多くて、土曜日の朝から老若男女が集まる穏やかな場所になっていました。
行く前から食べようと決めていたひっつみ汁を注文。野菜いっぱいのお汁に、小麦の生地を薄く伸ばした平たい麺が入った、この辺りの郷土料理です。
寒波の影響もあって氷点下の盛岡の朝。冷えた体に沁みました。
朝市は8時半まで。8時を過ぎると店じまいが始まってしまったので移動します。この時間には近くの大通りから盛岡駅へ向かうバスも走っていて移動が楽でした。
神子田朝市
一度乗り換えをして、白鳥が舞い降りる池で有名な高松の池へ。
…全面凍結してるじゃないか。そして白鳥はどこ…?
地元の方らしき人から、白鳥は凍結していない川の方へ行ったと教えてもらいました。白鳥はいないけど、すぐそこの水が湧いている場所に少しだけ霜の花ができているとか!
霜の花は−7,8℃まで気温が下がらないとできないのだそう。この日の最低気温は-10℃に到達していたようです。さっむ。
霜自体も初めて見ました。
池の向こうに広がる岩手山は標高2000mを超えること、県名を冠する山は全国で岩手山だけであること…
いろいろ教えてもらいました。白鳥は見れなかったけどまあいいか。
高松公園
もう少し時間があるので、岩手銀行赤れんが館の近くにある紺屋町番屋へ。消防屯所だった建物がカフェや雑貨店として営業しています。
集合直後にわんこそばを予定しているのに、おしるこを頼んでしまいました。お話ししてた店員さんからも「わんこそばへの意気込みが足りない!」とツッコまれる始末。笑
紺屋町番屋
ということでここからが本編です!
わんこそばを抱えた1日目
わんこそばを体験できるお店でみんなと合流。
私はすでに腹五分目ぐらいでしたが(笑)、わんこそばで旅の幕開けです!
腹五分目のはずの私、わんこそばの勢いに圧倒されるままに男性平均の60杯を突破。
80杯を超えた頃からさすがに苦しくなってきたのですが、それを見透かしたようにお給仕さんに畳みかけられて結局108杯食べました。笑
ちなみに私に絶対に負けられない男性陣は120〜150強ぐらい食べていました。
証明書と手形に食べた杯数を書いてもらい、記念写真を撮って終了。
※手形は100杯超えたら無料で進呈されます。
東家駅前店
休日は事前予約ができず開店30分前から整理券を配布するので、前日から帰省していた同僚に並んでもらってました。
想定以上に食べてしまい、旅の序盤からなんとなくダメージを負っている御一行。
私がリクエストした場所へ連れて行ってもらいます。
岩手は宮沢賢治の故郷。生まれ育った花巻には、宮沢賢治の作品を体感できる施設がいくつかあります。
今回は宮沢賢治童話村へ。
ひと昔前版の、一部没入型の体験施設といったところでしょうか。
この木の絵が描かれた部屋はわりと有名かも。
物語に出てくる宇宙や風を体感できる部屋や、動植物などが学べる「賢治の学校」もあります。
350円となかなかの安さ。camellのみんなならそこそこじっくり滞在するかなあ。
男性陣はそんなことより雪玉を投げたいらしい。みんなのペースに合わせて歩いていたら一周するのがあまりにも早すぎたので、もう一周見せてくれとお願いしてしまいました😇私もまあまあ自由ですみません😇
宮沢賢治童話村
童話村のお土産物屋さんを物色している時に、「花巻にはボリューミーなソフトクリームがある」ということが話題になりまして。
胃袋の余裕はないけど時間の余裕はある……ということで(!?)向かうことにしました。
花巻駅からも徒歩圏内にある、マルカンビル。10年近く前までは百貨店だった建物で、今は一部を店舗として残し、6階の食堂部分はそのままに近い形で営業しています。
(ちなみに地下はスケートボードの練習場だった😳)
豊富なメニューから、お目当てのソフトクリーム(350円)をチョイス。
…ということで、出てきたソフトクリームを見ていただきましょう。
じゃーん!
10巻のソフトクリームは割り箸の長さと同じぐらいの高さ。割り箸で食べるのがマルカン流だそうです。
私は後先考えずにこのソフトクリームを1人で完食してしまったのでした。
マルカンビル大食堂
※ソフトクリームはハーフサイズやティラミス風のものもあります
花巻東高校の前にも立ち寄り、大谷翔平選手と菊池雄星選手のモニュメントも見てきました。
すぐ近くを移動していた生徒さんたちが元気よく挨拶をしてくれたのが印象的でした。
日居城野運動公園
花巻東高校の隣。モニュメントは公園内なので立ち入り自由ということらしいです。
晩ご飯は小岩井農場で。
冬季の小岩井農場では牧場を楽しむことはできないのですが、この時期は「雫石冬フェスタ」を実施中。スノートレインやバナナボートなどのアクティビティが楽しめるほか、土曜の夜は閉園時間が20時まで延びて花火の打ち上げもあるのです。
夜はかまくらで鍋を楽しもう!ということで予約していたのでした。
まだおなかにそばもソフトクリームもいるのですが、なんとか完食😂
花火にも間に合いました。
小岩井農場
この日は小岩井農場からもほど近い、盛岡つなぎ温泉にある温泉宿で宿泊。
盛岡を遊び尽くす2日目
盛岡市の薮川地区は気温がマイナス30度を下回ったことがあると記録が残るぐらい、「本州で1番寒い場所」となんだそう。そんな薮川地区に数年前にできた「まほら岩手」へ向かいます。
盛岡市街地から山道を走ること40分。
雪と氷の世界へ!
1番の見どころは氷の洞窟。1ヶ月かけて作られた氷柱に囲われた空間は、まるでアナ雪の世界。
洞窟はいくつかあって、夜にBarとして営業しているところもあります。
ツアーバスが来ていたりもしたけれど、園内が広くて分散されているからかそれなりに写真も撮りやすかったです。
たまたまいい感じに撮れた職場のお兄さんの写真を添えて。笑
他にもソリで遊び放題、ワカサギ釣り体験("体験"なので釣っても持ち帰れません)など、追加の体験料を払えば1日中遊べそうな場所。
日中も氷点下だったので防寒対策をしっかりして遊びに行ってみてください。
まほら岩手
そういえばまだわんこそば以外の麺を食べていません。
ということでお昼ごはんはじゃじゃ麺。
平たいちぢれ麺にきゅうりと肉味噌が乗った、ジャージャー麺にインスパイアされた盛岡のソウルフードです。
卓上の調味料でカスタマイズしながらいただきます。
麺を少し残した器に卵を割ってスープを入れてもらって最後まで食べる、というところまでがセット。
卓上に生卵が置かれているのが新鮮でした。
白龍
盛岡市街地に戻ってきたので、もう少し観光。
まずは福田パンで明日の朝ごはんを調達。
大きなコッペパンに好きな具を2つ挟んでもらえます。店頭にお品書きみたいな感じで具が書かれているのがちょっとツボ。
私はスイートポテトのペーストとチーズクリームにしました。
建物もいい感じ。
福田パン
少し車を走らせて、岩手銀行赤レンガ館へ。
東京駅と同じ辰野金吾が設計した建物…ということで外観の既視感は否めないけど、内装が想像以上でした。資料館になっているエリアは入館料がかかるけど、無料エリアでもかなり建物を楽しめます。
岩手銀行赤レンガ館
そこから徒歩5分のところには、これまた昔の銀行の建物を活用した「もりおか賢治・啄木記念館」が。
こちらは資料館の色が強いのですが、無料で見学可能です。中のカフェもちょっと気になるなあ。
もりおか賢治・啄木記念館
盛岡駅まで戻ってきました。
レンタカーを返して立ち寄ったのは盛岡冷麺で有名なぴょんぴょん舎。
盛岡冷麺はビジュアルこそ韓国冷麺に似ているものの、そば粉を使っておらずもちもち感が強いのです。焼肉も食べられるので少しだけ肉もいただきました。
ちなみに盛岡冷麺のルーツとなる平壌と盛岡は同じ北緯40度。「日本のへそ公園」がある兵庫県加古川市が北緯35度であることを思うとけっこう北なんですよね。そりゃ寒いわ。
ぴょんぴょん舎
関東にもいくつか店舗があるみたいです。
ということで!無事に(?)盛岡三大麺を完食し、東京に戻りました。
(最後に冷麺食べた後はさすがに胃薬が欲しかった…😇しばらく節制します😇)
みんなでSwitchをして夜更かしをしながら、出身・本拠地も全然違う(みんな任期後は散り散りになる)、歳の差10歳ぐらいあるメンバーがこうやって仲良く旅行するってすごいことだなあ、としみじみしていました。3月に帰るメンバーもいるし、私も6月で帰るし、このメンバーで遊べるのも最後かな?とも思って切なくなりながら。
仕事は楽じゃないけどいい経験をさせてもらっているなあと改めて感じた2日間でした。