椿まつり期間の伊豆大島に行ってきました🌺
往復大型客船、6時着〜14時半発という弾丸旅です。
船旅の話はこちらで↓
プランの立て方があまりにも適当すぎる私。
船を予約してからレンタカーかレンタサイクルがないと楽しめないことを知りました(遅い)。
それでも数日で詰め込んだ知識で、見どころはだいたい回れたかなと思います!
~伊豆大島でやりたいこと~
①ツバキを見たい!
②特有の地形が見たい!
③名物が食べたい!
①ツバキを見たい!
伊豆大島にはツバキが多く植えられていて、1月〜3月には椿まつりが開催されています。
ツバキ園もいくつかあるほか、街路樹としてもツバキが楽しめるんです!
②特有の地形が見たい!
伊豆大島は火山活動によってできた島。
もともと3つあった火山がその活動を終えて波に削られていた中で、三原山(教科書に書いてた!)の噴火でひとつの島になりました。
日本で唯一砂漠と名のつく「裏砂漠」があったり、過去の噴火の痕跡が各所に残っていたり。
裏砂漠は時間の都合上断念したのですが、いろんな痕跡を見ることができました!
③名物が食べたい!
大島では青唐辛子のきいたタレにネタを漬けて握る「べっこう寿司」が名物。
他にも、島内に牧場で生産された大島牛乳というブランドもあるんですよ!
これを半日でこなそうとしたので、とにかく自転車を漕ぎまくりました😇距離は最後に書きますね。
大島に着くのは朝6時。
日の出が5:55だったのですが…
日が登る方は曇り空。
1日曇り予報のこの日、最初で最後の青空はここで見た気がします。
大島には大型船が着岸する港が2つあるのですが、島の中心部ではない方の岡田港に着岸。
バスで中心部へ移動します。
※時刻表には載っていないのですが、早朝着の客船が出ている日は中心部・元町港へ向かうバスが待機しています。岡田港でのんびりしていると乗り遅れてしまいますが、周りの人の流れに遅れないようにしておけば大丈夫そうです。ちなみに岡田港発着の頻度の方が多いみたいです。
※伊豆大島のバスはsuicaは使えないけどpaypayが使えます。
元町港周辺にはレンタサイクルを借りられるお店がいくつかあり、早朝の船のお客さんが来る時間から空いているところが多いそうです。
私はここで予約。
ネット予約は一昨日ぐらいから始めたんだとか。直前に予約した私は第一号だったかもしれません。
ルートや所要時間など詳しく説明してもらえてすごくよかったです!電動自転車1日3000円。
まずは海沿いのサンセットパームラインを走ります。
島の海沿いは風が強いので、松がすごい形に。
そしてさっそく噴火の痕跡が。
これ、溶岩が固まって残ったものなんです!
長い間海に削られたため、硬い部分しか残っていないそう。確かに周りを見渡しても岩肌が黒いんですよね。これ溶岩なのか。
道中には赤禿(あかっぱげ)という、スコリア(火山の噴出物)が酸化して赤くなった岩もあります。
今回お世話になった電動自転車と記念撮影。
振り向くとこんな景色。たしかにこの一帯だけ異様に赤かった…
緑のトンネルみたいになっているところもあります。
そうこうしているうちに、このルートの終着点・野田浜に着きました。
青空がほしいけど…空はギリギリ明るかったか?
※ちなみに奥に見えるのは伊豆半島です。実は伊豆大島って前に行った河津と同じぐらいの緯度なんですよ!
ここからは、伊豆大島一周道路を目指します。
と、道中にツバキの木を発見。
落ちた花たちもまだ枯れきっていなくて発色がよかったのでちょっと寄り道。
もうちょっと早い時期であれば、こんな場所が島の各所にあるみたいです。
空港の下をくぐり抜けると…
水仙がきれいな場所もありました!
自転車だとすぐ寄り道できるから全然進まない😂
伊豆大島一周道路に合流し、まだまだ漕ぎます。
全長500mの大きいトンネルにも歩道がありました。
そろそろ次の目的地が近づいてきました。
細いから見逃さないように!と言われた泉津の切通し。
こちらです!
すごい景色だけど、木漏れ日があるとさらにいいんだろうなあ。
帰りに通った時には他の人もいたから、朝早めの通過で正解でした。
漕ぎ始めて早2時間。9時になろうとしています。
ちょうど大島公園の施設が開くころです。
大島公園は都営の公園で、ツバキ園から動物園まで無料で楽しめちゃうんです!
まずはツバキ園から。
ここは遅咲きのツバキも多いのか、まだ咲いている品種も多くてよかったです。
オオシマザクラとの競演も。
温室や資料館もあります。
せっかくなので奥の動物園も。
どこかのチラシでレッサーパンダの写真を見たので探してみたのですが、これがもうかわいくて!
木の上でうとうとして、ハッ!😳となってはまたウトウトする姿、愛おしすぎる…
一周してから戻ってきたら別の子が動き回っていて、これもまたかわいすぎたのです。
他にもヤギやカピバラ、ラクダにウミガメ…無料というにはもったいないぐらいに広くて、いろんな動物がいました。しかも海も見える。
どれもなんだか愛おしくて。ずっと見ていたかった…
大島公園から先は急勾配かつ集落もなくて電波が届かないとのこと。
時間も考慮してこのあたりで引き返します。
ツバキが英語でcamelliaということをここで知る。
ほぼcamell!📷笑
空港の近くには牧場があって、ソフトクリームが食べられるお店も併設しているんだとか。
ジェラートと悩みましたが、ここはやはりソフトクリームにしました!
ここで生産された牛乳を使ったソフトクリーム。
ちょっと寒いかな?と思ったけどおいしくて一瞬で食べちゃいました。笑
ぶらっとハウス
農産物やちょっとしたお土産も売られています。
元町港エリアまで戻ってきました。
ちょうど11時過ぎで飲食店が開く時間。
べっこう寿司を食べたくて、お寿司屋さんへ。
11時半でもほぼ満員。
べっこう寿司を含むお寿司セットをいただきました。
確かに青唐辛子らしき風味を感じるけど、そんなに辛くもなくておいしく食べられました!
(ちょっと辛さを心配していた)
湯呑みの柄がツバキなのも推せる。
寿し光
帰りは岡田港から14時半に出港。元町港13時半発のバスに乗って向かうのでタイムリミットは2時間弱。
…よし、まだ動けるな。(いつもこれ)
先ほどとは反対方向へ移動。
今後の噴火に備えて、溶岩が集落へ流れないように誘導する世界初の仕組みも作られていました。
まずは大宮神社で自転車を停めます。
本殿まで階段が続くのですが…
木漏れ日があったら最高なやつ!(2回目)
石段に軽石っぽいのが使われているのもおもしろい。
神聖な空気を感じられ、参拝できてよかったです。
まだ南下します。
アップダウンを繰り返して、大島の見どころのひとつ地層大切断面にたどり着きました。
バウムクーヘンにも例えられる、自然が作る絶景がこちら!
上り坂を頑張って漕いだ甲斐がありました。
一周道路を作る際に削ったら出てきたんだとか。
ちなみに名称は「大きい切断面」と「大切にしたい」がかけられているようです。笑
ちなみにバス停もバウムクーヘンでした😳
ここから1kmほど先に最後の目的地が。
黒い砂浜・砂の浜(さのはま)です!
奥に他の島も見えてきました。
右側は利島で、こちらもツバキが多く植えられているそうですよ。左側が新島かな。
ここで引き返して元町港へ。
無事に13時半のバスで岡田港へ戻りました。
ずっとバタバタしていたので、おみやげは岡田港で船を待つ時間にやっと購入。
大島牛乳や、牛乳を使うことで水を使わずに作られている牛乳煎餅を買いました。
どちらもパッケージからそそられるんですよね。笑
帰りも大型客船で戻ったので、6時間近い船旅。
レストランでパンケーキを食べた後は、客室のベッドでごろごろしながらお昼寝と日記の作成を。客室はネットが繋がらないから作業は捗りました✌️
ということで鹿児島編2,3日目もそのうち投稿できると思います!
最後に自転車の走行距離を…
45km?!?!
大島一周が52km(一周道路だと46km)なので、結局ほぼ1周分走ったみたいです。電動自転車とはいえ、我ながらやりすぎた。笑
運転しない勢にとっては、電動自転車で数十km走るor行きたいところを2つぐらいに絞ってバスを使う、のどれかを選ばないといけないのが難しいですが、島旅の入り口としておすすめできるところだなあと思いました!
来年のツバキシーズンにでもぜひ…!