東京での出向を終えて早半年。
当時一緒に働いていた出向仲間は、3月までが任期のメンバーを残して、佐賀、福岡、奈良(私)…とそれぞれの場所に戻っていきました。
そんな我々が、前の春に約束していたことがあります。
それは、
二人がいる九州でまた集まること!
休みを合わせて実現できたのは、1日目を福岡県大牟田市、2~3日目を佐賀県内を巡るプラン。
私は2日目からの参加になったので、佐賀県内を案内してもらったことを記録に残しておこうと思います。
大牟田は1年半前にじっくり巡らせてもらったのでした。
九州メンバーからの反響がうれしかった当時の日記を再掲。
月の引力が見えるまち・太良町
佐賀市内から車を走らせること1時間。
有明海に面した太良町にやってきました。
有明海は潮の干満の差が日本一で、中でも太良町沖の干満差が一番大きいんだとか。
干満差は月の引力が作用するものだから、ここが1番月の引力を体感できる場所。
……ということで「月の引力が見える町」をうたっているのです。
牡蠣焼きの発祥の地は太良なんだそう。国道207号線沿いには、牡蠣小屋が点在しています。
訪れたのは「かき焼き 勇栄丸」。
席に向かう前に貝類を注文し、サイドメニューも選んでおきます。
サイドメニューが豊富なのも人気の秘訣。
海の見えるテラス席でいただきます。
テーブルにある調味料をかけなくてもおいしくいただけるぐらい、濃厚な牡蠣だったのでした。
気温は低いけど、風がほぼなくて穏やかな陽気。
最高の旅の始まりでした。
📍かき焼き 勇栄丸
人気店なので朝早めの訪問がおすすめ。10時半だと待たずに座れました。
もう少し車を走らせて次の目的地へ。
大魚神社
有明海沿いにあるこの神社には、浅瀬に3基の鳥居があります。
干満差の大きいこの地にある鳥居は、満潮時には海の中に浸かり、干潮時には歩いて鳥居まで行くことができるという異なる姿を見せるのです。
行った時間は満潮間近。鳥居は海に浮かんでいました。
ここの鳥居は30年に一度建て替えるそう。
今の鳥居は2年前ぐらいに建て替えられたものなので、まだまだきれいでした。
📍大魚神社の海中鳥居
太良町は佐賀県最南端の町。国道207号をさらに進んで長崎県に入ると、フルーツバス停が並ぶエリアに。フルーツバス停巡りのおともに、月の引力を体感してみてはいかがでしょうか。
日本三大稲荷のあるまち・鹿島市
少し北上して、おとなりの鹿島市へ。
こちらも有明海の干潟で有名なのですが、次に向かうのは祐徳稲荷神社です。
祐徳稲荷神社
日本三大稲荷の一つに数えられる神社。
豪華な楼門、清水寺のような舞台造りの上に建てられた本殿…とかなり立派な境内。
参拝客は年間300万人。その数は、九州では太宰府天満宮の次に多いんだそうですよ。
見上げて壮観、本殿から見下ろしても圧巻。その迫力に圧倒されていました。
四季折々の花も有名で、1月は境内にある日本庭園に冬牡丹が咲いていました。
300万人が訪れる神社なので、参道もなかなかの規模。
牡蠣小屋で軽く腹ごしらえしただけのお兄さんたちは目を輝かせながら4つぐらい?食べ歩きをしていました。笑
📍祐徳稲荷神社
一応最寄り駅(でも約3kmある)である肥前浜駅の近くには、江戸時代から昭和時代にかけて酒や醤油などの醸造業を中心に発展した肥前浜宿というエリアがあるそうです。
今回は行かなかったけど、いつかこのあたりを電車旅する時が来たら巡ってみたいな。
1300年の歴史を持つ温泉地・武雄市
さらに北上して武雄市へ。
武雄といえば、長崎へ向かう西九州新幹線の起点。
特急・新幹線停車駅の武雄温泉駅から徒歩15分ぐらいのところに温泉街があります。
1300年の歴史を持つ武雄温泉のシンボルは、明治時代に作られた大衆浴場と楼門。
東京駅舎で知られる辰野金吾が設計した建物の中でも、数少ない和風建築なんです。
大衆浴場だった武雄温泉新館は資料館になっていて、当時の休憩室や大浴場にも入ることができました。
新館の2階から楼門を望むスポットはフォトスポットとしてもおすすめです。
新館では入浴できませんが、同じ敷地内には2つ公衆浴場があるので日帰り入浴もぜひ。
📍武雄温泉楼門・新館
武雄の他のスポットも。
まずは武雄温泉と同じく奈良時代からの歴史を持つ、武雄神社。
ご神木の楠が樹齢三千年超えと言われているのです。
24mmじゃ足りなくて、iPhoneの力をお借りしました。笑
📍武雄神社
その近くにある武雄市図書館も人気スポット。
蔦屋書店とスターバックスを併設する図書館の第一号なんです。
写真撮影は限られたエリアからのみ可能なのですが、撮影ポイントを探すよりスタバ欲が勝ってしまったので、イメージは公式サイトからご覧ください。笑
📍武雄市図書館
武雄スポット、ラストはちゃんぽんです。
ちゃんぽんといえば長崎のイメージですが、武雄に本店を構える井出ちゃんぽんもかなりの人気店。
日曜16時ごろに行ったのに店内はほぼ満席で、初めて行った私もその人気を窺い知ることになりました。
もともとこの辺は炭鉱のあった町。
炭鉱で働く人がお腹いっぱい食べられるように……というルーツなので、ボリュームがすごいのです。
じゃん。
これは大盛りでもなんでもない普通盛り。
豚肉がおいしくて、もやしと一緒にぐんぐん食べ進めることができました。あと、この見た目にしては麺はそんなに多くなくて食べやすかったかも。
福岡、長崎、大分にも店舗があるようです。
📍井出ちゃんぽん
日本三代美人の湯が楽しめる・嬉野市
宿泊は佐賀県内で有名なもうひとつの温泉地・嬉野温泉で。
武雄温泉と同じく奈良時代からの歴史があり、日本三大美人の湯でもあるとろとろの泉質が特徴です。
夜はここで🍻
📍居酒屋 ゆたか
宿泊したのはこちら。
📍嬉野温泉ホテル 華翠苑
お茶の産地でもある嬉野。お風呂上がりの冷水器の中身もお茶でした。あと、名物の温泉湯豆腐という温泉水を使用した湯豆腐も朝食でいただけました🍲
夜に少し散策していたのですが、暗くて写真が撮れなかったので朝に散歩した様子を。
まずは豊玉姫神社。
温泉街の中心部にある、美肌の神様です。
この地ではなまずが神様の使いとされていて、境内にはなまずの置物がいくつかあります。
本殿近くにある「なまずお社」では、なまずの置物に湧き水をおかけします。
手水屋からは温泉水が出てくるのも温泉地ならではの光景でした。
📍豊玉姫神社
もうひとつ、嬉野温泉といえばシーボルトの湯。
シーボルトの湯
朝6時から開いている公衆浴場。
今の建物は2010年に再建されたものですが、この地の公衆浴場の歴史としては江戸時代に遡るのだそう。
ちなみに、シーボルトがこの地を訪れたことが名前の由来です。
…朝6時からやってるなら、朝活で入ってきてもよかったかもなあ。笑
📍シーボルトの湯
西九州新幹線ができたことで公共交通機関でもアクセスしやすくなった嬉野温泉。
お茶の産地でもあり、茶畑でのお茶のおもてなしや茶畑をめぐるサイクリングなどのメニューが楽しめる「ティーツーリズム」でも話題になっている地域なんです。
おもしろそうな宿泊施設もいくつかあって、また時間を取って訪れたい場所になりました。
2回目でも大満喫!唐津市
佐賀といえばやっぱり呼子のイカ!
ということで車で1時間半かけて北上し、唐津市内へやってきました。
唐津は3ヶ月前にも行きました笑
この時は1日かけてじっくり回ったなあ。
朝市エリアから呼子大橋を渡って加部島へ。
加部島は佐賀県にある有人島で唯一橋でつながっている島なのだそうです。
そんな加部島のビューポイントがこちら。
島の北端部の灯台の周りは放牧地なんです。
夏は牧草が青々としてよりいい光景が見られるそうですが、この時期の色も悪くないなあと。
📍杉の原放牧場
本土に戻ってきてイカの活造りをいただきます。
4人分が一気に盛られるとすごい迫力!
薄造りは塩やレモンともよく合いました。
📍河太郎 呼子店
そろそろ帰路につく時間。
東京へは空路で帰るそうなので佐賀空港でお見送り。
この翌日から約2か月間、キングダムとコラボした「佐賀キングダム空港」として稼働しています。
もう外観も階段もキングダムに塗り替えられていました。
目玉は、最新刊までの全ページが掲出された近くの防波堤なんだそうですよ。
キングダム×佐賀県
空港内には、よくあるお土産屋さんだけでなく特産品を集めたセレクトショップも。
私もここでいろいろ買っちゃいました。
国内線は羽田便しかない(国際線ではソウル・台北便があります)のですが、東日本からアクセスするときにはぜひご活用を。
私は特急と新幹線を乗り継いで帰阪しました。
夜行バスで早朝に着いた後に立ち寄ったスタバの店員さんにも「佐賀でどこを観光するの?」と突っ込まれてしまったのですが、秋の訪問と合わせてたくさん巡ることができて、好きな場所の一つになりました。
これも東京に出向して全国各地に仲間ができたから味わえる楽しみだなあと思ったり。
出向していた時の記憶はかなり薄れつつあるけれど、周りにも恵まれてすごくいい経験ができていたんだなあと改めて感じた旅でした。



