東京から大阪へ帰る18きっぷ旅。
…とは思えないぐらいには長野県内を駆け巡った後編です。

山梨を巡った前編はこちらから


小諸駅


朝7時過ぎにチェックアウト。
小諸のまちには一晩お世話になったけど、全然散策できなかったなあ。

趣のある街並みも残っていて、後ろ髪を引かれつつ、スナップを撮りながら駅へ向かいました。

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さあ、今日も鉄道に乗りまくる旅のスタートです。

軽井沢駅(小諸駅〜軽井沢駅)


2日目は、JRではない路線から始まりました。
長野へ新幹線ができたタイミングでJRから切り離された、しなの鉄道です。

全線乗り通したいので(オタク)、まずは終点の軽井沢駅へ向かいました。

さすが避暑地、東京や大阪と10℃近く気温が違い、3月下旬だったこの日の最低気温は-6℃だったそうです。さむい。
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せっかくなので朝ご飯は軽井沢でいただくことに。

夏は朝7時に開店するお店も多いそうですが、まだ冬なので9時に開店するお店ばかり。
なんとか見つけた8時に開店するフレンチへ。

せっかくここまで来たのだからリッチにいっちゃえ。

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ということで、2400円のオムレツモーニングをいただきました。

絵に描いたようなとろとろオムレツを食べることもそうないなと。
自家製いちごジャムを乗せていただくパンも、バリエーション豊かすぎるフルーツも、どれもおいしくて1人でにこにこしながら食べていました。

📍キッチン&カフェ パスティス


少し余裕があったので駅まで遠回り。

晴れているので池を眺めるだけでなんだか清々しい。
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軽井沢のことを全然知らないけど、この道の感じは軽井沢っぽいっていうのかなあ。IMG_7310.jpeg 14.27 MB
晴れていると木漏れ日が差して撮るのも楽しくなりますね。朝の静かな時間に来れて、短時間でも堪能できた気がします。

(なお、この間キャリーケースを引きながら、電車に乗り遅れないように小走りしています笑)

軽井沢駅〜長野駅〜松本駅


長野駅へ向かい、すぐ折り返して松本駅へ。
(ただ乗りつぶしたいだけの時間があるな)

その途中に、鉄道マニアや旅好きの間で有名な駅があります。

姨捨(おばすて)駅。
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有名な理由は2つあります。
ひとつは、今行ける唯一の「日本三大車窓」であること。
ついさっきまで平地を走っていたのに、2駅ぐらい手前からぐんぐん高度を上げていくんです。
駅のすぐ近くには棚田があって、水を張る時期はさらに絶景なのだそう。

そして、もうひとつは「スイッチバック」が残っていること。
スイッチバックとは、標高差がある場所を走る時に、ジグザグと折り返して走っていくための設備。
昔はもっと多かったのですが、難所にトンネルを掘れるようになったり、車両の馬力が上がったりと、今では貴重な存在に。

姨捨駅でも特急で通過する時はスイッチバックを使わないので、体感するなら普通列車か観光列車に乗る必要があります。


…と、名前も含めて特徴がありすぎる姨捨駅は、1年前のドラマ「あなたを奪ったその日から」で大事なシーンの舞台だったこともあって、来てみたい場所の一つでした。

スイッチバック後、特急通過待ちで4分待つ間に景色を撮影。
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日本三大車窓だという車内アナウンスがあったにも関わらず撮影している人はほぼいなかったので、地元の長野⇔松本間移動をする方が多い路線なんだろうなと思いました。

姨捨駅を過ぎると、山を越えて北アルプスの見える車窓に変わっていきました。雪山がきれい…!IMG_7340.jpeg 10.33 MB

松本駅


ここで過ごせるのは3時間弱。
バスの一日乗車券を買って巡ることにしました。
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バスは20分に1本のペースで、観光地を巡る3コースを走っています。
シェアサイクルもあったんだけど、駅前以外の各スポットに台数の余裕がなくて諦めたんですよね。でも課金し続けてシェアサイクルを借りた方が機動力はあったなとちょっと後悔。
(こんな弾丸で旅する人そういないから参考にならなさすぎる感想。笑)

※1日乗車券なら提携施設が優待料金で入ることもできるので、それも合わせてなんとか元は取れました。


まずは駅から1番遠かった、旧開智学校へ。
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明治9年に建てられた校舎は、日本の小学校の初期の姿を今に伝えています。
それがよく分かるのが廊下。
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案内板を見て初めて気づいたのですが、廊下の両脇に教室があるんです。
※今は採光の関係で片側にしか教室はないのです

…といった具合に、内部も楽しく観察させてもらいました。IMG_7370.jpeg 9.68 MB

📍旧開智学校


本当に時間がなくて、バスを待ちきれずに駆け足で次の場所へ。IMG_7386.jpeg 9.17 MB
途中で見た、北アルプスのある光景がよすぎた…!

着いたのは松本城。
前日に泊まったホテルで、天守閣に入るのに30分待ちというニュースを見ていたので、あっさり諦めて外観だけ眺めることにしました。

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写真を撮りながら、ささっと通り抜け。
またじっくり来よう。

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📍松本城


本当に時間がないのに(2回目)、外観だけでも見たかった場所がもうひとつ。

松本市美術館。
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草間彌生さんの出身地が松本、ということで作品が常設展示されているのです。

…なんなら外にもある。
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自販機やベンチもあの水玉模様。

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こちらも中に入る時間がなくて。泣く泣く引き返してきました。
次松本に来た時のお楽しみということで…!

📍松本市美術館


超ダイジェスト版みたいな観光(もはやただの早歩き)をして、次の電車の40分ほど前には駅に戻ってくることができました。

電車までの間にクレープ屋さんに立ち寄ることに。
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メニューがめちゃくちゃ多いのですが、名物は冷やしバター。
冷たいバターを挟むので生地を冷やす時間も必要で、提供までかなり時間がかかるという口コミが多数。

電車までの時間に食べられるか…?
予定していた電車がダメでも45分後に次があるからいいか…?の気持ちで並び始めること15分。

予想の半分ぐらいの時間で受け取り成功。
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賞味期限は3分らしいので、店内でいただきます。(冷やしバター系はテイクアウト不可)

注文した冷やしバターシュガーは、バリっとした厚めの生地にバターと砂糖を挟んだ、新食感のクレープ。
あの何にも例えがたいザクザク食感は、きっと食べた人にしか伝わらない気がします。

駅から近いので、時間に余裕がある方はぜひ。

📍クレープ工房 松本店



松本駅〜岡谷駅〜飯田駅


奇跡的に予定していた電車に乗ることができました。

松本からは、東京と愛知へ向かう路線があります。
愛知へ向かう路線は2本。今回はマニアとして一度は乗ってみたかった飯田線を選びました。

飯田線は、松本近くの辰野駅から飯田を経由し愛知県の豊橋駅までを結ぶ路線。(松本まで直通の電車もあります)
その距離約200km、駅の数は94駅。長野・静岡・愛知の県境あたりでは、秘境線と呼ばれるぐらいの山間部を通るのも魅力のひとつです。


秘境線のイメージが先行しすぎていたのですが、飯田まではずっと集落を通っていて、それなりに人も乗っていました。
高校生ぐらいの子達が車内で談笑して、順々に降りていく様子もなんだかほほえましかったな。

集落を巡るためなのかカーブも多く、見る方向がコロコロ変わるのも楽しかったのでした。
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飯田駅


2時間ほど電車に揺られて、この日の宿泊地・飯田駅に着きました。

飯田は、2年前のコラボで初めて知った場所。
飯田線の存在もその時に知り、飯田線に乗って飯田で宿泊したいという願望はその時からあったんです。

前日とは違い、18時過ぎにはホテルに到着。
晩ご飯の焼き肉を求めて飯田の街に繰り出します!
あ、実際には駅からホテルに向かう途中で、1時間後に再訪する予約を入れてました笑

飯田は、(全国の市の中で)人口一万人あたりの焼肉店が1番多い「焼肉の街」。コンビニよりも焼肉店の方が多いのだそう。
スーパーの一角にお肉を焼ける場所があったり、カウンターでひとり焼肉できるお店があったりと、誰もが焼肉を楽しめる街なのです。


焼肉の様子はスマホ撮影で。
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飯田の焼肉は、牛豚鶏だけでなく、ラムやホルモンなども楽しめるのが特徴。
朝に続き、私はにこにこしながらお肉と白ご飯をかっさらっていきました。

早く寝たくて〆の冷麺まで一軒で済ませてしまったけど、二軒目によさそうな居酒屋やバーもたくさんあって、夜の飯田はなかなか活気がありました。

📍ろくなもんじゃねぇ


この日泊まったのは、2年前と同じホテル。
朝食バイキングが人気らしいのです。

…というのも、2年前のコラボにオール明けで参戦した私は、1人部屋なのに目覚ましをつける前に寝落ちてしまったんですよね。
集合時間の15分前に奇跡的に目が覚めたので遅刻こそしなかったものの、朝食バイキングを逃してしまったのでした。
(年度末で、翌日の朝に出向元へ帰る仲間たちの送別会するよと言われたら行っちゃうよね。笑)


今回はオール明けではないので(笑)、無事にアラームで起床。
和洋中揃った、豪華朝食バイキングを楽しむことができました。

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📍ホテルオオハシ飯田


少し時間に余裕を持ってチェックアウト。

飯田は枝垂れ桜の多いまちで、街路樹も枝垂れ桜だったりします。
2年前は開花が遅くてなかなか見られなかったことを思うと、今回の方が咲いてたかも…?

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まだ桜を期待している時期ではなかったので、思わず出会えた桜にときめきながら駅へ向かいました。

飯田駅〜中部天竜駅


さて、明日から仕事。
なんとしてでも大阪に戻らないといけません。
まずは飯田線で豊橋へ向かいます。

10駅ほど先の天竜峡駅までは人が住む地域。
サプライズのように現れる桜たちに、ずっとカメラをスタンバイしていた気がします。

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天竜峡駅からはついに秘境線と呼ばれる区間へ。

何が秘境かというと、電車以外で訪れるのがかなり難しい駅がいくつもあるんです。
細い道を数km歩いてやっと集落にたどり着く、という駅もあるらしく、扉の真ん前が絶壁だったり。
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トンネル区間以外は天竜川も見えて、さらには桜も咲いていて。IMG_7627.jpeg 13.06 MB
ここ数日、乗車中はスマホでできる作業を進めていたのですが、この区間だけは車窓を眺めていました。

中部天竜駅


ダイヤの都合で豊橋まで乗り通す電車に乗れなかったので、中部天竜駅で50分強の乗り継ぎ待ちをすることに。

ちなみに、中部天竜駅周辺の航空写真がこちら。
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この辺りの中心地ではあるけれど、少なくとも朝10時台には開いているお店はなくて。
まあとりあえず散策するか〜、の気持ちでキャリーケースを引いたまま歩いてみることにしました。

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あれ、この辺もけっこう桜咲いてる??

ソメイヨシノっぽい気がするのですが、ほぼ満開。
松本ではまだ梅が五分咲きだったので、もう季節感がよく分からなくなってきました。

そんなわけでじっくり桜撮影。

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この辺りではよく知られた桜スポットのようで、撮影に来られてる方もちらほら見かけたものの、ほぼ無人で撮れる桜並木。

こんな景色には出会えると思っていなくて、ただただ幸せでした。

花にも写真にも興味がなかったら、駅舎のベンチで50分間ぼんやりしていた気がする。いい趣味を持ったなあ、なんて思いながら過ごした50分間。
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テンション上がって思わずピースしちゃった。

中部天竜駅〜豊橋駅〜名古屋駅〜亀山駅〜木津駅〜放出駅〜JR河内永和駅(私鉄乗り換え)


中部天竜駅を過ぎると、これまで並走してきた天竜川ともお別れ。
気づけば山間部を抜けていて豊橋駅に到着しました。

豊橋に降り立つのは初めて。
「豊橋カレーうどん」なる名物があるそうですが、1時半過ぎなのに行列ができていて断念しました。

駅そばでカレーきしめんを食べて、
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大阪までひたすら移動。

木津駅(京都府だけど奈良県にほど近い場所)での乗り換えでエスカレーターの右側に人が立っていたのを見た瞬間が、帰ってきたことを1番実感した瞬間かもしれません。

ということで、やっと家に着きました。

まとめ


2日間の動きはこんな感じ。

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そして、この4日間の移動経路はこんな感じ。
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1142.6km、乗車時間計28時間50分の長旅でした。

ちなみにJRの分の運賃は18296円。18きっぷが12050円だと思うと…それなりに元は取れたかな?

かなり乗りつぶしが進んだなと思ったのですが、帰宅して乗りつぶしサイトに入力すると、今回初めて乗った区間は日本の鉄道全体のたった1%だったことがわかりました。

それもそのはず、日本の鉄道は27000kmぐらいあるらしいんですよね。
日本って広いし、まだまだ知らない場所があるんだなあ、ということを改めて実感したのでした。
東京から鈍行で帰阪するチャレンジ、別ルートでまたやりたいな。(懲りないな)