https://camell.town/events/fb361599c3a2

募集記事でも書いたのですが、私は写真を始める前から紙モノが大好きでした。なので写真を好きになってからは、写真を紙にプリントする楽しみを共有できる仲間が欲しいな〜と、常々思っていました。
そんな私に朗報。
加藤文明社にある印刷アトリエ「atelier gray」で、工場見学と印刷体験をセットにしたミニイベントを定期開催していることを知り、一緒に行くメンバーはいないかな?とみんなを誘うイベントを立ててみました。

当日のスケジュールは

   ・印刷工場見学ツアー   
        気になることは、印刷のプロにどんどん質問OK
   ・印刷体験会「B2サイズで印刷してみよう!」mini
        オリジナルデータをデジタル印刷機でB2サイズ出力
   ・アーカイブギャラリー
        多様な紙・印刷・製本・加工のアーカイブやサンプルを見学

というもので、B2サイズの印刷は用紙にもよりますが、このサイズで1枚印刷しようと思うと安い物でも2〜3,000円は軽くしちゃうのでこれが無料で体験できるのはすごい…!!!

まずは加藤文明社 のHPからイベントの申し込み をして、印刷したいデータを送信します。Illustratorのテンプレートに画像をはめ込む必要があるのですが、個人で申し込む方は加藤文明社さんへ個別でご連絡したら作成していただけるそうです。(今回は10人で参加だったので、モーリーに作成してもらいました)


体験イベント当日は、普段は見れない印刷工場見学からスタートです。
加藤文明社の村上さんに案内していただいた工場の倉庫には、たくさんの紙が積まれていました。なんとびっくり、この量がおおよそ2日程度で印刷されてしまうんだとか…!紙はまとまるととても重いので、フォークリフトで移動させている様子も見ることができました。

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まず紹介していただいたのは「4色+特色1色」を使えるオフセット印刷機(片面)。

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オフセット機の印刷の仕方は、印刷機の金属の板の「原版」からゴムの転写ロールにインクを移し、さらにそのインクを用紙に印刷するもの。4つの色(CMYK)を刷り重ねていくことでフルカラーを再現します。

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by Chieさん


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by Yuko.Mさん


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他にも両面印刷のできる2階建ての印刷機や、見学時間でも稼働している印刷機もありました。写真の印刷機では空気を用紙の間に送り込むことで、一枚ずつ印刷機に吸い込まれていく様子をみることができました。ものすごいスピードで、確実に一枚ずつ送り込む技術ってとってもすごいです…!!

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こちらは用紙の裁断機。
上から大きな刃が降りてきて一気に断裁するのですが、手を挟んだりしちゃいそうで怖い…!と思ったら、手を挟まないような工夫がしてありました。紙を置く台の身体側(写真の手元のあたり)にスイッチがあって、このスイッチを両手で掴まないと刃が降りてきません。…よくできてる!他にもセンサーがあって、体が刃の近くにあるとやはり刃が降りてこないんだとか。

私たちの周りにある印刷物が、どうやって印刷されているのかを知ることのできる工場見学のあとは2階のアトリエ「atelier gray」へ。
このフロアの一角には印刷に使うインクがたくさん置いてあり、基本色や、特色と言ってオリジナルの調色インクもありました。綺麗な色の缶に詰められたインクの山を見ると、これからどんな素敵なものが出来上がるんだろう…とワクワクもします。

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by Yuko.Mさん

このフロアには他にもこちらで印刷した冊子やフライヤー、ポストカードがたくさん展示されています。その中でもびっくりしたのがこの特大写真集…!
印刷されている写真を見ると「これは大きくした状態で見たい!」と思える内容でした。

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\そしてお待ちかねのB2プリントの登場です!/

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一枚ずつ村上さんからB2に印刷された自分の作品を手渡されるたびに、みんな笑顔になります。
Chieさんの桜の花びらは一枚一枚がハッキリと印刷されていて圧巻です!自分の写真がB2という大きさになるだけでも感動が違いますよね。そしてそれが綺麗な色で再現されているのだから大満足です。参加メンバーはできあがったB2プリントを片手に、加藤文明社のプリンティングディレクター平井さんとのおしゃべりも楽しんでいました。

大きくプリントした写真やアトリエにある工夫を施した写真集や冊子を見ていると、私たち「表現を楽しむ」人は、もっともっと「いろんな表現を知ること」も大事だなって思いました。SNSはとっても手軽で(しかも無料!)たくさんの人に一気に見てもらえるという楽しさもありますが、自分の世界観を丸ごと表現できる印刷表現の楽しさも感じてもらえたら嬉しいなあと思いました。
もちろん、気軽なプリント表現も!

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※ちなみに私は今回中判フィルムのデータを入稿してみたのですが、16BASEデータであれば気になるような画像の悪さなどは見当たりませんでした。結構大丈夫なもんです。



これが今回私たちのB2プリントを印刷してくれた印刷機(※オンデマンド)です。
おっきい!(集合写真では隠れちゃってますが、なんとなく大きさがわかってもらえるんじゃないかなと思います)

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今回は加藤文明社の村上さん、平井さん、そして工場で働くみなさんに大変お世話になりました!写真を撮る楽しみと同じくらい、プリントする楽しみを身近に感じてもらえたら嬉しいです。またこういったプリントイベントができたらいいなあ…と思っています。

私は狭い狭い自室の壁に、大好きなフィンランドの風景のB2プリントを飾りました!みなさんは写真をどこに飾りましたか…?

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