私が本格的にカメラを勉強し始めたのは、昨年4月。
もうすぐ1年になります。

この1年間は、お花を撮りに行ったり、散歩をしながら風景を撮ったり、家庭菜園の野菜を撮ったり、料理を撮ってみたり、いろんなことを試しました。

試行錯誤の末、「これが私らしいな」「こういうのが好きだな」という、自分の軸みたいなものがなんとなく定まってきました。

それでもときどきやって来る、「本当にこれでいいのか?」「もっと上手な人がいるよな…」という感情。

悩みながら、揺れながら、それでも撮り続けられたのは、
カメラを始めたきっかけを思い出し、たまに原点に帰るというリセットをしてきたからです。

DSC01227.jpg 683.06 KBジェンツーペンギン(宮城県・仙台うみの杜水族館)


(そもそも)私がカメラを買うまで


なんでカメラを買ったのか?
それは、「大好きなペンギンをきれいに撮りたい」という理由でした。



🐧コンデジでペンギンを撮っていた幼少期


私は小学生の頃から、「ペンギンの子」と言われるほどペンギン好きでした。
ノートの端にはペンギンの絵を描き、自由研究のタイトルは「ペンギンについて」、長期休みには水族館に連れて行ってもらいました。

その頃から、家族で共用していたコンパクトデジカメでペンギンの写真を撮っていました。CanonのIXY digital 55です。


🐧スマホじゃ物足りなくなった大学時代

高校生になってスマホを買ってもらった私は、コンデジではなくスマホで写真を撮るようになりました。

手軽だし、それなりにちゃんと撮れる。別にスマホでいいやと思っていました。

でも、大学生になって、一人旅をするようになったとき、物足りなさを感じました。

一人で水族館や動物園に行って、じっくりペンギンを見ると、その時々の表情や一瞬の動きを写真に残したくなりました。
なのに、スマホでは思ったように撮れないのです。

ペンギンは画面に小さく写るだけで、表情まで残せない。
ズームをすれば画質が悪くなる。

いいカメラが欲しいなぁ、と思うようになりました。

IMG_6123.JPG 538.39 KBベストオブスマホ写真。悪くないけどちょっとザラザラしてる。(東京都・すみだ水族館)


🐧大学院修了前、自分へのご褒美にカメラを購入

とは言っても、学生にとってカメラは相当な高額商品。
なかなか手が出ないまま、月日は流れました。

意を決したのは、大学院生のとき。
もうすぐ卒業だし、研究を頑張ってきた自分へのご褒美にしよう、と決めました。

SONYのα6400。ついに念願の一眼ミラーレスカメラを手に入れました。

DSC00117.JPG 553.53 KB初めてα6400を持って水族館に行ったときの1枚。ジェンツーペンギン(大阪府・海遊館)


camellに入って、世界が広がった。その一方、


カメラを購入後しばらくは、水族館に行くときだけカメラを持って行くというスタイルでした。
ついでに風景を撮ることもありましたが、あくまでオマケ程度。

そんな私ですが、世界が広がるできごとがありました。
昨年7月。camellへの入会です。

写真塾などに参加したり、練習としてカメラを頻繁に使ったりするうちに、私は日常の中で写真を撮ることに夢中になりました。

日常的にカメラを持ち歩くようになり、被写体の幅もぐんと広がりました。
それ自体はとっても(本当に!)楽しくて、嬉しくて、また同時に自分と向き合う時間にもなっています。

その一方、ペンギンを撮りたいという私の初心が、頭の片隅のほうに追いやられてしまうことも多くなりました。

DSC01064.jpg 891.54 KBマゼランペンギン(兵庫県・神戸須磨シーワールド)


原点に帰ろう。たまにでいいから。


写真をたくさん撮るようになり、また、他の人の作品もよく見るようになったとき、どうしても「私らしさ」とか「上手く見えるかどうか」を気にしてしまうことが増えました。

正直、疲れてしまうことも。

そんなとき、やるようにしたのが、ペンギンを撮ること。
水族館や動物園に行って、思いのままに好きなだけペンギンを撮るのです。

大好きなペンギンがそこにいて、私はその一瞬一瞬を残していく。
単純に、ただ何も考えずにシャッターを切ることで、私は肩の力を抜くことができる気がしています。

「ペンギンをきれいに撮れた。やったー」。
これが私の原点だったのです。

ときどき原点に帰ることは、私のカメラライフをさらに豊かなものにしていくために必要なことだと気づきました。

DSC02264.JPG 480.54 KBフンボルトペンギン(大阪府・天王寺動物園)


千変万化の世界で、大切にしたいこと


近年、世の中はものすごいスピードで変化しています。
技術も、流行りも、世界情勢も、追い付けないほどに移り変わっていて、きっとその速度はこれからもっと早くなるのでしょう。

そんな千変万化の世界だからこそ、変わらないものも大切にしたいと思っています。

私の中で変わらないもののひとつが、「カメラでペンギンを撮りたい気持ち」。
忘れないようにしたいし、いつでも帰って来られる原点であり続けたいです。

DSC02532.JPG 880.79 KBマゼランペンギン(新潟県・上越市立水族博物館うみがたり)


余談ですが、
最近ペンギン成分が不足してます。早く会いに行きたい。どこに行こうかな。