私が撮ってみたいと憧れる写真には、光と影がそっと寄り添う写真があった。
時々、突然、私の中で写真の引き出しが増える瞬間がある。
私の中で印象深いその瞬間は光と影についてだ。
写真を撮る上で光や影を上手く操って撮っている人が羨ましかった。
インスタでこんな光を見つけるなんてどうやってって思ってた。
こんないい光なかなか自分では見つけられないし。
でも、ある日突然私の中で「この光を撮りたい」って光を見つけた。
(生駒山でのおさそいにて)
自分の中で新しい引き出しが増えた瞬間だった。
これだと思うものは突然出会うんだと思った。
光の見つけ方は分かったけど影の見つけ方はまだだった。
いくつか撮ってみてもしっくり来ない日が続いた。
でも、光と同じように突然見つけた。
撮ってみたい影を。
撮りたい影を見つけてからは少し光と影と仲良くなれた気がする。
写真を撮る中でこの光がいいんじゃないか。この影の差し込み方が好きかもと思うようなれた。
2025年12月。関西メンバー写真展「モノクローム~256階調の挑戦」に伺った。
私は勉強のために写真を見に行かせて頂き、モノクロでもたくさんの種類の黒や白があるのだと知った。
また、そこで「モノクロ写真は光を読む練習になるよ」と教えて頂いた。
光を読むってどういうことだろう。
私はカメラのモノクロモードを使って早速チャレンジしてみた。
モノクロって言っても普段の写真が白黒になるだけだろうと、私は完全に舐めていた。
昼間に尾道で撮った街並みは見事に真っ白で、白壁の街は壁と空が同じ色だった。
肉眼や、カメラのカラーで見る街の景色は色鮮やかで、色の濃淡はそこまで意識していないもの。
そうか、光を読むとはこういうことか。
私はそれから写真を撮りに行くたびに数枚モノクロモードで写真を撮っている。
真っ白な写真になったり、真っ黒になったり
まだまだ光は読めないし、仲良くはなれていないけど。
いつか満足するモノクロ写真が撮れたら披露したい。
だけど、光を影を見つけながら分かった。
いい景色が見つけられなくても、いい光に気付けた。
それだけで、今日はいい日になった。
(noteより転載し加筆修正しました)


