トトロの森からだと電車で6時間くらいかかってしまう、まさに離島感覚😂
(車で連れてってもらって都心から4時間)
アクセスは確かにあまり良くはないのですが、「離島旅」だと思えばOK!旅しただけの絶景が待っていました! 今回の旅の目的地「子浦」(こうら)は江戸時代に「風待ち港」と呼ばれていたそうです。めちゃくちゃ素敵なその呼び名、子浦は周りを大きな崖で囲まれた内湾なので嵐を避けるために船が逃げ込んで嵐が通り過ぎるまで待ったり、当時は帆船だったため移動に風が必要で、そのいい風を待つために停泊したことでそう呼ばれるそうです。
子浦の湾の形はこんな感じ…!(到着時は少し曇ってました)
そんな子浦まで訪れて、参加したのはこのプログラム。
伊豆半島最南端の絶景と歴史を巡る
“フォト・ストーリーテリングの旅”
1泊2日・女性限定
このプログラムでは、プロカメラマンの撮影サポートとともに、ジオガイドさんに南伊豆を案内してもらえます!しかもめちゃくちゃ高価なe-bikeに乗って集落移動ができちゃいます(しかし絶景に向かう最初の登り坂が、私には大変過ぎて泣きそうでした……笑)
この旅はフィルムカメラのmakina67とX100Fを持って行ったのですが、まだフィルムは現像が終わっていないのでコンデジのX100F(と、iPhone)の写真で様子をシェアします!めちゃくちゃ長いけど😂 お付き合いくださ〜いい!!
🚶♀️1日目!
到着の日はお宿の近く、子浦をみんなでフォトウォーク。
子浦の集落はさびれてしまってちょっと寂しいのですが、でも寂しい風景・人の残り香がする場所が大好きな私には静かにテンションの上がる場所でした。ちなみに!出会う町の人たちはみんな優しく人懐こい方ばかりで、まったく寂しさを感じさせませんよ!!☺️
素敵な写真を撮る「ごりかめ」さんとはじめまして!の出会い
港と集落をくるっと撮り歩いたら、絶景の夕焼けを見に向かいます。軽く峠?を越えるのでちょっとだけ運動量が上がります(笑)
子浦の湾とモーリー(カーブミラー内)を入れたくて右往左往したのですが、X100Fの35mmの画角ではこれが精一杯…!!!
異空間にたどり着きそうなトンネルを抜けるとそこには待望の絶景が…!
\だだーん!!!/
この時ほど写真が下手なことを悔しく思ったことはありません…!!(嗚咽)
空気までピンク色に染まる、この美しい時間を撮り切る技術が欲しい!切実に、欲しい!!!
四苦八苦している間にどんどん空の色は変わっていきます。諦めて見ている方がいいかな…と思ったりしながら、X100Fとmakina67でなんとかその姿を収めようと頑張るけど、うーん!(フィルムはただいま現像依頼中!)
すっかり日も暮れて、本日のお宿「JU-ZA CYCLE YADO Minamiizu」へ。
ここは伊豆サイクリングの新拠点としてオープンしたゲストハウスで、築56年の元民宿をフルリノベーションした、懐かしさを残しつつ綺麗で使いやすいお宿です(ただし、湯船はなくシャワーブースのみです)
夕ご飯は地元の魚をふんだんに使った刺身と大盛りが過ぎる、美味しいものがたくさん詰まったお弁当!!!私は生魚が食べられないので(日本人なのに)、カップラーメンとかなんか必要かな…と思ってたのですが、お弁当だけでお腹いっぱいになりました。
翌朝は6:30朝食、7:30出発なので早寝しなきゃね〜〜と言ってたのに、星が大好き過ぎるごりかめさんの星撮影の様子を見てみたくてご一緒させてもらってたら22時を回ってしまいました(笑)私はコンデジで上手く撮れなかったので(コンデジで長秒やらないので、設定がわからなかった…!Bだとレリーズ必要だしな…。は!アプリで撮ればよかったのか!?)、星撮りはスマホでチャレンジしてました。
森に突き刺さる光はもしかしたら流れ星かもしれなくて!肉眼ではしっかり見たのですが、写真的にはこれかどうか(笑)
撮ってる間にいくつもの流れ星を見ることができました。
ひとしきり小学校で撮ったあとは、ふたたび子浦の港へ。画質はひどいですが、絵的に本日のベスト星空ショットはこの写真。iPhoneだとこれが限界ですが、Google Pixelだとかなり綺麗に撮れる、ごりかめさんもそのためだけに買ってもいいかも……と思ったそう。(写真見せてもらったけど、マジすごかったです)
🚶♀️2日目!
朝食の前に、朝焼けを撮りに子浦の港へ。
朝食の時間が迫ってきたのでお宿へ。
朝食は地場産食材を使用したスープとパンの軽食。軽食と描いてありますが、ロードレーサーにもお出しする朝食なので、栄養抜群の内容になっています!めちゃくちゃ染み渡る美味しいスープでした。
朝食を済ませ、パリオリンピック(パラ)のコーチもしたという方からe-bikeの乗り方を教わり、子浦や隣の集落「妻良」(めら)を一望できる日和山へ向かいます。パワフルな高級e-bikeなんですが、私はこの登り坂ですでにリタイヤしたくなりました……(遠い目)年齢 + 運動不足がひどいのでこんな状態でしたが、他の参加者さんは「たいへーん!」と言いながら軽々登っていたので、普通の方は大丈夫だと思います(笑)
ただ、頑張った先には絶景が待っているので、行く場所としてはとってもとってもオススメです!!
この時はあそこまでバテるとは思ってませんでした…
森の中からチラチラ絶景の片鱗が見えて、この先に出会える風景を期待させます。
\はい、ドーン!/
以前行った伊豆大島を彷彿とさせる風景がそこにはあって、地殻変動で顕になった地層が見えています。
「伊豆」は元々は海の中にぽっかり浮かぶ「島」で、それがプレートの動きにより日本列島にぶつかってできた半島なんですよね。だから伊豆の出身は「島」!伊豆諸島たちと本当に兄弟なんだなーって、知識ではなんとなく知ってたはずなのに、この姿を見てようやく腑に落ちました。
絶景を堪能した後は、妻良へ向かいます。一番高い場所に行ったので、あとはほぼほぼ下るだけです!やった!!(ちょっとだけ登り坂もありましたが)
町からふらっと歩いて行ける距離で地層が目の前に見れるってレアじゃないですか‥?左下にいるのは @くらげそんちょー(くらそん) です。人のサイズと比較すると大きさが想像できません???
左側の岩肌がなんかゾウの皮膚(足)のように見えます!
南伊豆のジオガイドさんに妻良地域の成り立ちや歴史などを聞きながら、あちこちを徒歩で巡ります。
「三島神社」は舞殿の奥に鞘堂に覆われた本殿があります。昔のままの美しい彫刻を見ることができました。その時代のまま残ってるというのも、本州のはずれだからかもしれませんね。
そのあとは妻良地区をガイドさんに連れられてのんびり散策。
干し柿があちこちで見れました。シーズンですねえ。
お宿のリノベを手がけた工務店にお邪魔して、作業場を撮影をさせていただきました。たくさんの木材に囲まれた作業場はとってもいい木の香りで満ちていました!檜かな…?
無造作に置かれた木材の中にはなんと樹齢1500年を超える神代杉もあるとか…!!!そ、そんな普通に置いていいんですか?(笑)
さらっと(むしろ雑に)置かれてるけど、実はすごい匠の技の木で作られたサッカーボール。
一本の木の棒から切り出した、木でできた鎖!すごい!!!すごい!と言うと「すごくないけど、めんどくさい」とおっしゃる匠(笑)
お土産に木の香りが楽しいコースターをいただきました!(後ろにいるのはひとなつっこい蘭丸くん)
その後は謂れのあるお寺を見学して、ぶらぶらと歩きながら港まで戻ります。(お寺の写真がありませんでした😂)
路地に干されていた鯵、おじさんに聞いたら「10枚で500円」とのこと!安!
港に置いていたe-bikeに乗ってお宿のある子浦へ戻ります。少しの登りはありますが、最初の登り坂とは比にならないので(笑)そこまでしんどくはありません。あと少しe-bikeの乗り方が上手になったのもあるかな…?
お宿についたら感想を言ったりしながら、このプログラムは解散です。
今回のツアー参加はcamell編集部から@くらげそんちょー(くらそん)、@モーリー 、星空が大好きで仕方がないごりかめさん(前列真ん中)、ZU-ZAの真鍋さん(後列右)、カメラマンの居木さん(前列右)でした。
現地の方から、その場所についていろんなお話を聞けると「また行ってみたい」と思えますよね。素敵な取り組みだな〜って思います。南伊豆はまだまだいい場所があるので(伊豆全体もジオパークがたくさんあるので、伊豆だけでもかなーり楽しめる!)また行ってみたいエリアだな〜って思いました。
なにぶん私の住んでるあたりからはアクセスはいいとは言えないので、何泊かしてのんびり…が合ってる場所ですね。camelltownのみんななら絶対楽しめると思います!!
いやー、楽しかった!
最後にJU-ZAのみなさんをパチリ!