大阪の大動脈と言われる”御堂筋”の中心にある本町。
本町駅から歩いて数分で到着する『ホリデイ・インエクスプレス 大阪シティセンター御堂筋』のおはなしをしたい。
グリコのネオンでおなじみの”道頓堀”や、築城までに10万人もの人々によって建てられた”大阪城”などへのアクセスも便利で、なんとも立地が素晴らしいホテルだ。
ロビーから見える、一直線に続く”御堂筋”は、このエリアを支える貫禄に溢れている。
みんなでわちゃわちゃもできるし、扉を閉めれば程よいスープの冷めない距離が生まれる。
夜ごはんまでのおなかを満たしたくなってきたから、歩いてみようか。
『B portland coffee roastery』に入ると、丁寧に生豆から焙煎されたコーヒーの香りがする。
そして、ふかふか生地から覗きこむようにホイップが包まれたドーナツ。
私は迷ったようで、迷ってないドーナツとコーヒーをセットでオーダーした。
コーヒーが好きでよかったな、と思う。
どんなお店で飲んでも、心が緩まっていくから。
●B portland coffee roastery(心斎橋)
大阪府大阪市中央区南船場4丁目8−3 サクラブルービルディング 1F
10:00-20:00 土日は22:00まで 日の入りとともに、街が色を染めていく。
ホテルに面した”御堂筋”では、イルミネーション『大阪・光の饗宴』で彩られていて
このキラキラは、毎年12月いっぱいまでのお楽しみだ。
立ち寄ったのは、『サカバ イッチ』
酒粕おでんと新鮮なお刺身たちをあてに、乾杯!
日本酒のおすすめを、1聞くと10で全力返してきてくれる心強い店員さんがいたりして、大阪っぽいなぁと妙に納得した夜。
●サカバ イッチ
大阪府大阪市中央区南船場4丁目10−2
17:00-0:00 火曜定休日
スイーツを求めて、さらにミナミを歩くことに。
階段から続く、待ち人が絶えないお店『リロコーヒー喫茶』へ。
え、え、どれも頼んでみたくなるものばかり。
自家焙煎のコーヒーを飲むのは、今日2回目なのに新鮮な気持ちが湧き上がる。
大好きなラムレーズンのアイスを頬張りながら、店内でゆっくり時を刻む古時計とともに
大阪の夜を味わった。
●リロコーヒー喫茶
大阪府大阪市中央区心斎橋筋2丁目7−25 金子ビル 2階
13:00-22:00 土日は11:00 から
そういえば、ロビーで美味しそうなワインも飲みたいと思っていたことを思い出す。
昼間見た”御堂筋”の夜は、どんな表情を見せてくれるんだろう?
フロントで専用のコインを購入し、マシーンにコインを入れるとワインが出てくる。
POPなイラストに和みながら、ゆっくりとワインをグラスに注いでいく。
夜のキラキラと一緒に飲んだワインと、みんなの笑い声が今もすぐ思い出せる。
ここ、部屋じゃないよ?ロビーだし。
思いのほか、くつろぎの時間が流れていく。
8ヶ所のノズルからミスト状のお湯が出て、身体を短時間で温めてくれる。
どれを回したら、どこから出てくるのかキュッと身構えている全身を感じながら、柔らかなお湯が降り注いで、秒で身体が緩まっていく。
よく歩いたよね、おつかれさま、ありがとう。
通勤でたくさんの人々が行き交う街を横目にレストランで朝食をいただく。
宿泊したゲストには、無料の朝食が楽しめるのが嬉しい!
和食、洋食、フルーツたち。
たくさん種類があって、どれも食べたくなるけど昨日の夜ごはんがまだ居座っていて
心と身体がちぐはぐだったことが心残り。
時間のない人にはパンやホールフルーツ、ドリンクのテイクアウトが用意されていて、優しさを感じる。
”OOKINI”(おおきに)
ロビーに連なる、大阪ことばの数々。
『ホリデイ・インエクスプレス 大阪シティセンター御堂筋』は、世界中から集まるヒト、モノ、コトの中心に佇みながら、これからもたくさんの人に感謝を届け、旅人たちは”OOKINI"と、笑顔で次の場所へ向かっていくホテル、なんだとおもう。
●ホリデイ・インエクスプレス大阪シティセンター御堂筋
大阪府大阪市中央区北久宝寺町4丁目1−12